地上デジタル放送とは?

現行のテレビはアナログ放送と呼ばれるものです。それをデジタル化すると、視聴者はデータ放送や多チャンネル、ハイビジョン、ワンセグといった新しいサービスを楽しむことができます。それが「地上デジタル放送」です。情報管理もデジタル化している現代において、私たちの身近な存在であるテレビも、国の施策としてデジタル化が進められることになっているのです。

アナログとデジタルの仕組みの違い

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現在テレビで放送されているアナログ放送は、電波に映像と音声の情報を乗せて各家庭のアンテナに届けられています。一方デジタル放送は、映像や音声・データ情報を0と1の組み合わせに符号化し、更に情報を圧縮して送るというもの。これをデジタル化と言います。テレビに限らず身近なもので言えば、最近では写真や手紙などもデジタル化によって、デジカメやメールという形になっていますね。

なぜ地上デジタル放送に移行するのか

テレビのデジタル化の大きな目的のひとつは「電波の有効利用」をすることです。電波は無限に使えるものではなく、放送や通信に使えるのはある一定の周波数のところだけ。現在の日本の電波は過密に使われており、このままではチャンネルが足りないという状況なのです。デジタル化すればチャンネルに余裕ができ、空いたチャンネルは情報通信技術活用社会や、情報化社会の進展のために利用することができるようになります。

アナログ放送とデジタル放送の周波数の違い

一般的にテレビで利用されている電波帯域はVHF帯とUHF帯と呼ばれています。アナログのテレビではUHF帯も使用しますが、主に使用している電波帯域はVHF帯です。地上デジタルでは、UHF帯だけを使用するようになります。詳しい説明は省きますが(専門知識になるので)、UHF帯を使うことはチャンネル数を増やすことができるということに大きく関わってくるのです。

地上デジタルの情報圧縮という仕組み

デジタルの場合、アナログ方式ではできなかった「情報圧縮」と呼ばれる技術が応用できます。例えると、セーターや布団を小さく圧縮して収納する圧縮袋と同じです。冗長な情報を削除して圧縮し、コンパクトにして送信します。そして視聴者側(正確にはデジタル放送の受信機)で、元の状態(情報)に復元するということで、圧縮袋の中のものをまた元の状態にして利用するのと同じです。

綺麗な画像と音質になるわけ

最近では実際にデジタル放送をご覧になった方も多いと思いますが、アナログと比べてその画質と音質の差は格段に違います。デジタル方式では0と1の2種類の情報しか送りません。電波に直に映像と音声の情報を乗せて送るアナログ放送とは違い、送られてくる際に地形や構造物などによる雑音で乱れても、ある程度まで元の状態に復元することができるのです。そのため、きれいに受信することができます。

地上デジタル放送では何ができるの?

高品質な映像と音声で受信できることは上記で述べた通りですが、その他にも、電話回線をつないでクイズ番組等に参加できる双方向機能が利用できるようになったり、ニュースや天気予報等の情報を入手できるデータ放送や、車や電車、携帯電話等の移動体でもクリアな放送が受信できるようになります。また、1つのチャンネルで複数の異なる番組を見ることもできる多チャンネル放送なども魅力のひとつです。

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